「花が紡ぐ言の葉−1−」
葉乃様


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「あめぇ・・。」
目の前のケーキに向かって当たり前の感想を述べているこの男、名を土方歳三という。

「も〜土方さん!それでもケーキ屋の支配人ですか!!ケーキは甘いもんでしょう!」
男のごく当たり前な感想を受け、不満げに言うのは沖田総司。
目の前でしかめ面をしている歳三に、お茶を差し出す。

「だから、俺はデザイン見るだけでいいって言っただろ!味はお前に任せるって言ったじゃねぇか!」
「何言ってんですか!ケーキは味が命です!甘くなきゃ美味しくないでしょう!!」

数種のケーキを前に、言い争いをしている大の男が2人。

ここは「patisserie mibu」の事務所兼従業員の休憩所。
この建物、1階は店舗、2階が事務所になっている。
今日は「patisserie mibu」の店休日で、この2人が新作の相談をする為にここに来ているのである。

先日、函館まで新しいケーキをつくるアイデア探しに取材に行った総司がいくつかの試作品をつくり、それをもってきたのだ。

「しょうがないんだから、土方さんは・・。じゃあ、デザインだけでも見てくださいよ。どれがいいです?」
「・・・・そうだな・・。これ・・これいいんじゃねぇか?」
「意外・・支配人がお星様選ぶなんて・・。」

2人しか居ないはずの部屋に、可愛らしい声が響く。
歳三は驚いて振り返る。

「かっ・・神谷っ?!」
「えへへ♪遅くなってしまいましたが、来ちゃいましたv」

彼女の名は神谷セイ。「patisserie mibu」の従業員である。
店ただ1人の女性であるということもあり、普段は eat in 用に作られた店の隣のカフェでウェイトレスをしている。

「神谷さんも呼んだんですよvやっぱりバレンタインに出す品物だから、女の子の目でも見て貰おうと思ってv」
「そうか・・・。」

「おっ!総司、美味そうじゃないか〜♪」
がやがやと何人かの足音とともに、「patisserie mibu」の中で最も騒がしい男の声が聞こえる。

「原田さんっ?!それにみんなも・・。」
「・・実はそこでばったり会って、みんなで来たんです。いいですよね、沖田先輩?」

セイはにこにこと総司に笑いかける。

「ええ、別に構いませんけど、そんなに数が無いんですよ〜。」

当初の予定は歳三にセイに総司の3人分だ。
それが、原田、藤堂、永倉、斎藤と4人も多く集まっている。

「一口ずつ分け合えばいいじゃないですかv」
「神谷さんが良ければ、いいですけど・・。」

いささか残念そうに響く総司の声を原田の声がかき消す。

「そうだ!そうしようぜ神谷!神谷の分は俺が責任を持って口移しで・・。いでっっ・・。」
「もうっ!そんな事言ってるとまさちゃんに言いつけますよ!いいんですか、バレンタインチョコもらえなくっても?」

原田の言葉に数箇所から攻撃が入り、原田はその場にしゃがみこむ。
原田の頭にセイの言葉が降ってくる。

「ぎくぅっ・・それは勘弁してくれ!頼む!」
原田はセイを見上げ、手を合わせる。

「あはは、ところで決まったの?ケーキ。」
「ええ、大体。土方さんはこれがいいんじゃないかって・・。藤堂さんはどう思います?」

総司は星型に見えるチョコレートケーキを藤堂に見せる。
そのやりとりで思い返したようにセイが言う。

「お星さま可愛いですよね〜♪」
「えっと・・神谷さん、残念!これね、お星様じゃないんですよ。」
「えっ・・違うんですか?」

不思議そうにケーキをみつめるセイ。どこから見ても星型にしか見えない。

「五稜郭だろう?沖田さん。」
「すごい!やっぱり斎藤さんは流石だなぁ・・正解ですよv」
「五稜郭か・・。」

総司が出してきた五稜郭の写真を見て、歳三はしみじみとつぶやく。
もちろんこの男、函館という地が、自分が前世で終焉を迎えた地であるとは夢にも思っていない。
ただ、えもいわれぬ懐かしさが、歳三の表情を穏やかにする。

「支配人・・?」
「あ?・・あぁ・・・なんだ神谷。」
「いえ、なんだか懐かしそうな目をしてらっしゃったから・・行ったことがあるんですか?」
「いや、1回だけな。」

「あっ!わかった、きっとそこに女が居たんだ!そうでしょ、土方さん!」
「ばっ・・ちげぇよ、平助。行ったのはガキの頃、修学旅行だ!」
「そんな時から、あちこちで・・。すごいな〜土方さん♪」
「だから違うって言ってんだろうがっ!ふざけたこと言ってんじゃねぇっ!」

顔を真っ赤にして怒る歳三をにやにやとからかう総司と平助。
セイがポツリとつぶやく。

「いいなぁ・・。修学旅行で・・函館かぁ・・。」
「セイ・・?」

寂しげなその様子に斎藤が声をかける。

「さて、皆そろったし、お茶入れてきますねv」

セイはにっこりと微笑みなおすと、人数分のお茶を入れるために、休憩室の隣にある給湯室までお茶を入れに行く。
背中で平助の声が聞こえる。


「ねっ!みんなはどこ行った?修学旅行。俺ね、京都!」
「あ、俺は中坊の時、京都だった!」
「俺は中学で京都、高校で北海道だった。」
「ぱっつぁんも京都か!俺、高校は松山だったぞ!」
「私も中学生の時、京都でしたよvで、高校で大阪。斎藤さんは?」
「俺は中学で京都、高校で会津だった。」
「福島か〜珍しいね。」
「高校は生徒の投票で決めたからな。どういうわけか会津になった。」
「へぇ〜。」


楽しそうな声を聞きながら、セイは戸棚の中にある紅茶に手を伸ばす。
誰がしまったのか、少し奥に入ってしまい手が届きそうで届かない。
あともう少し・・。

「わっ!」

「取った」と思った紅茶缶はセイの手をすべり、床に落ちる・・
はずだった。大きな音がすると反射的に目をつぶってしまったセイだったが、その耳にするはずの大きな音・・が届かない。

「・・・?」

恐る恐る目を開けるとそこには落ちたはずの缶が差し出されていた。

「ほらよ。あぶねぇなぁ・・。買ったばっかなんだからぶちまけんなよ。」
「あっ・・。」

落ちる直前を受け止めた歳三の手から、紅茶の缶を受け取る。
彼がこんなに近くにいるとは・・気づかなかった。

「ありがとうございます、支配人。」

土方の気配に全く気づかなかったことに驚きながらも、その距離の近さに顔が熱くなっていく気がする。
打ち消すかの様にセイは歳三に笑いかけるが、どうも上手く笑えない気がする。

「いや、随分取り難そうだったな。」

セイの努力の賜物、もとい笑顔に思わず顔を背ける歳三。
まさかセイがそう返すとは思わなかったせいか、自分のしたことが照れくさくなってきた。


「お前は話に入んないのか?好きだろう、ああいう話。」

湯を沸かし、ティーサーバーに紅茶の葉を入れるセイに歳三は話し掛ける。
いつもなら皆の昔の話などに進んで入っていくセイが、ふっと気配を消し話から逃げるようにここへ来たのが気になった。
思わずついて来てしまったというのは、本人も自覚していないが・・。

「私には・・ないから・・。」
熱い湯を注ぎ、浮き沈みする茶葉をじっと見たまま、セイがつぶやく。

「何が・・?」
寂しげなその声に、歳三はセイに視線を戻す。

「修学旅行の・・話題・・。」
「ないのか?」
「ええ、行ったこと無いんです。」
「中学も?高校も?」
「ええ・・。」
「そうか・・。」
「中学は修学旅行前に転校して、転校した先の学校は修学旅行が終わっていたんです。」
「・・・。」
「それで、高校こそは!って思ってたのに、高校の修学旅行は高熱をだして結局いけなくなっちゃいました。」
「そうか・・。」

歳三は、給湯室にある椅子に座り、セイの話を聞いている。

「しょうがないですよね〜。高校のは特に自分が悪いんですもの。体調管理できなかったから、あんなことになっちゃったんですもの。」

力なく、それでもなんとか笑おうとするセイに、それがとても残念な出来事だったと感じられ、歳三は視線を落とす。

「俺も、修学旅行、行けなかったぞ。」
「え?だって、さっき・・。」
「あれは高校の時だ。中坊の時に、行くはずだった修学旅行の前日に大怪我してな。結局行けなかった。」
「そうなんですか・・。」
「あぁ・・。」

励ますつもりだったはずが、余計に空気が重くなった。
セイは今や自分のことではなく歳三に同情している。

ふと目を向けたティーサーバーの中身に歳三が思わず声をあげる。

「神谷・・お茶・・すげぇことになってるぞ・・。」
「えっ?!」

俯いていたセイが顔を上げる。
手元のティーサーバーの液体がかなり濃い色に変化している。

「あっ!!大変っ・・苦くなっちゃう!!わ〜〜〜〜。」
「もう遅ぇだろ。」

にやり、と彼特有の笑みを浮かべる歳三。
セイはそれどころではない。

「あ〜あ・・どうしよう・・。」

それでなくても沈んでいた気持ちがさらに沈む。
しょんぼりとしたセイの背中に歳三が声をかける。

「もう一回入れりゃいいさ。俺がやるから、お前はそこに座ってろ。」
「はい・・。」

セイの位置に歳三が、歳三の位置にセイが体を移す。
自然、歳三の背中にセイが話し掛けることになる。

(そういえば、支配人がお茶を入れるところなんて初めて見る・・。)

パティシエやウェイターである他のメンバーがお茶を入れるのは見慣れているが、支配人である歳三がお茶を入れるところなど、そうそう 見られるものではない。
しかも、手際よくことを進めるその姿にセイはしばらくみとれていた。

「ほら、何見てんだ。もう出来たぞ。」

歳三に声をかけられ、ふと我に帰る。
気づけば、歳三は人数分の紅茶を入れ、運ぶ準備を終えている。

「すごい・・。」
「は?」
「支配人にこんな特技があったなんて・・。」
「特技って・・お前・・。こんなの誰でもできんだろ?」
「できませんよ!すごい、支配人。こんなふうに紅茶入れるなんて、勉強しなきゃ絶対出来ません!どこで教わったんですか?」

カップの中の、澄んだ、綺麗な液体を前にセイは感嘆の声を上げる。
そのセイの様子に、歳三は戸惑いながらも、別のことを考える。

(さっきまでしょぼくれてやがったと思ったら、もうこんな顔して喜ぶとは・・ほんとに見てて飽きねぇな・・。)

「これは独学だ。別に誰にも習っちゃいねぇさ。しいて言えば、姉貴が紅茶にうるさかった位か。」
「じゃあ、お姉さん仕込みですねv」
「仕込みっていうか・・どうなんだろうな・・。」

きらきらと目を輝かせているセイに、歳三はそう答える。
本当はただ、美味いか不味いかの判定だけをされ、それにやっきになって応えているうちに図らずも得てしまった技術であったのだが、 あえてそれは言わない方が良さそうだ。

「お店でも入れたら、絶対評判良くなりますよv」
「やってたんだよ。昔は・・。」
「え?」
「まだお前がくる前、店も小さくて近藤さんと総司と源さんしか居なかった時、俺と総司がウェイターだったことがある。」
「ええぇっ!?」
「なんだよ・・。」
「あっ・・いえ、その・・。」

「patisserie mibu」の始まりなど今まで聞いたことも無かったセイにとって支配人が店に出ていたと言うことがとても信じられないのだ。
セイは従業員の中で一番、仕事に入って日が浅く、今のメンバー皆がそろった状態しか知らない。
もちろん、歳三は初めから、経営側に居たとばかり思っていた。

確かに店に出れば、女性客は絶対集まる。
そういえば、クリスマスもしっかり総司の代わりにケーキの販売をやっていた・・。


「店が大きくなってから、人も増えたし、経営もしっかり手を廻さないとまずいってんで、俺がそっちへまわったんだ。」
「そうだったんですか〜。」
「ほら、お茶が冷める。さっさと持っていけ。」
「はい!・・でも支配人は・・?」
「俺はあとから戻る。一緒に戻ればまた奴らうるさいからな。」
「あっ・・・はい。」

歳三の一言で、セイは今まで歳三と2人きりであったことにようやく気づく。
なぜ、今まで気づかなかったのか・・。
セイの顔が一気に熱くなる。

「じゃ、持っていけるな?後で行く。」
「はい。」

セイはお盆にのせられたお茶をこぼさないよう注意しながら、休憩室へと向かった。



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セイが休憩室に戻った頃には、皆の話題はまったく違うものになっていた。
お茶を持って入ってきたセイに、皆が口々に礼を言う。

「神谷さん、ありがとうございますv」
「神谷〜ありがと〜♪」
「サンキューな、神谷!」
「ありがとさん、神谷。」
「セイ、ありがとう。」

そうして、その後しばらくしてから戻った歳三も加わり、バレンタインデーにあわせて売り出すケーキの選別を終えたのであった。

「じゃあ、チョコは例年どおりでいいですねv土方さん。」
帰り際、総司が確認する。平助らはとうに帰り、今は総司とセイと歳三だけが残っている。

「ああ。いいんじゃねぇか?毎年好評だし。」
「もう!気のない返事ですね〜。なんで土方さんはバレンタインになるとそうやる気をなくすんですか!?」
「なっ!べつにそんなんじゃねぇよ!」
「一番のかき入れ時だって言いそうなもんなのに、この時だけはなんだかやる気を感じないんですよね〜。いくらたくさんもらって困るからって・・・・。」
「だから、そんなことねぇって言ってんじゃねぇか!」

「支配人、毎年そんなに貰ってたんですか?」
「ええ、神谷さんは知りませんでした?土方さんはね、毎年数え切れないくらい貰ってるんですよv他にもいい男はいっぱい居るのにねぇ・・。 なんだってこの人ばかりが・・。いだっ・・。」

歳三に叩かれ、総司が小さくうめく。

「その大半をお前が食うんじゃねぇか!!」
「何言ってんですか!食べきれなくて困るって言うから助けてあげてるんでしょ!」
「誰も頼んじゃいねぇ!」

「支配人、チョコ嫌いなんですか?」
「いや、別に嫌いじゃねぇが、こいつと違ってものには限度ってもんがある。それに、なんでか、俺に来るチョコは酒の入ったものが多くてな・・。」
「土方さんはね、実はお酒駄目なんですよvなのに、お酒の入ったのが多くて、毎年困るんですよね〜v」
「うるせぇ・・。」
「そうだったんですか・・。」
「みんな高いチョコくれるのにもったいないでしょ?」
「高けりゃ良いってもんでもねぇだろ!」
「あっ、もしかして高い安いとかじゃなく、手作りがいいとか?土方さん可愛いなぁv」
「なっ・・!そんなんじゃねぇっ・・。」

歳三は真っ赤になっている。

「やっぱり、男の人って手作りチョコの方がいいんですか?」
「さあ〜どうでしょう?私は美味しければどっちでもいいですvなにせ、作るなら自分で作れますし、きっと私より美味しいチョコ作る人はなかなかいませんからねv」

自信たっぷりの表情で総司は言う。

「確かに、沖田先輩のお菓子っておいしいですもんねv」
「ありがとうございますv」
「馬鹿な話してねぇで、とっとと帰れ。俺はこれからまだ仕事があんだ。」
「はいはい、お疲れさまでしたv帰りましょう、神谷さんv」
「はい、お疲れさまでした、支配人、失礼します!」
「あぁ。」

そうして、総司とセイは店を後にし、アパートへと向かう。


「どっかでご飯でも食べてきませんか?神谷さん。」
「いいですね、うちちょうど何にもなかったんですv」
「いや・・そういうことじゃ・・まぁ・・いいか・・。何食べたいですか?」
「・・?そうですねぇ・・沖田先輩は?」
「う〜ん・・あっ、前に言ってたパスタのお店に行きましょうv」
「それって、ケーキが必ずついてくる所でしたっけ?沖田先輩はほんとに甘いもの好きですね〜。」
「好きですよ〜v神谷さんと同じくらいにねv」

ちょっと顔を赤らめて言った総司の様子に気づかないセイ。

「なっ・・沖田先輩には敵いませんよ!私も甘いもの好きですけど、毎日必ず食べなきゃだめってわけじゃありませんもん!」

・・・すっかり勘違いである。

「そう・・ですか・・あはは・・。」

野暮天が野暮天なりの精一杯のアプローチをしてみたものの、同じく野暮天であるこの娘にはそう簡単に届くはずもない。

「ところで、沖田先輩・・。」
「はい?」
「チョコの作り方、教えてもらえませんか?」
「チョコですか・・?いいですけど、どうして?」

わかっているが、聞いてみた。
しかし、彼女の口から出てきた言葉は、総司を困惑させるに充分なものであった。

「甘くないチョコ、っていうのを作ってみたくて・・。」
「甘くない・・チョコ?」
「だっ・・駄目ですか?そんなのありませんか?」
「いや・・ないわけじゃないですけど・・。」
「教えてください!」
「・・・・神谷さん・・・。」
「はい?」
「誰に・・あげるんです・・?」
「えっ・・?」
「甘くないチョコなんて、誰にあげるんですか?」
「えっ・・違います!誰にあげるとかそんなんじゃなくて・・。」

こんな時期にチョコの作り方を聞けば、「誰かにあげます」と言っているようなものである。
それを総司に聞かれるまで、気づきもしなかった。
セイは顔を赤くして、首を振る。

「そんなんじゃなくて、なんです?」

セイのその様子になんだか自分でもいいようのない気持ちが湧き上がる。
口調がきつくなる。

「いや・・その・・この間テレビで見て・・。」

苦しい言い訳と自分でもわかっている。
ただ、目の前の男はめずらしく不機嫌そうな顔をしてこちらを見ていて、素直に真実を言える雰囲気ではなくなってしまった。

「じゃあ、テレビで見たように作ればいいじゃないですか。」
「・・・。」
「大体ね、お菓子なんて甘いのが普通でしょ?甘いのが嫌なら、食べなきゃ良いんです!」
「それは・・そうですけど・・。」
「私はそんなの知りませんよ。だから教えられませんっ。」

総司のその物言いがセイに腹立たしさを覚えさせる。
なんでここまで言われなきゃならないのか、どうしてこんなに急に不機嫌になったのか・・。

「なんで・・そんな言い方するんですか?」
「神谷さん・・。」
「無理なんだったら、それでいいです!沖田先輩のおっしゃるとおり!テレビで見たとおりに作りますから結構です!それでは、さようなら!」
「神谷さんっ・・!」

セイは総司を振り切り、もと来た道を引き返す。
それを追わない総司。彼も意固地になっていた。

(なんで・・そんなこと急に聞くんです、甘くないチョコなんて、私以外の人にあげますっていっているようなもんじゃないですか・・。)

いらいらとした気分のまま、総司はセイと反対方向に歩き出したのだった。




葉乃さん宅でバレンタインデーにお持帰り可だった「patisserie mibu 」シリーズ第2弾です。
何だか、歳とセイちゃんがますます良い感じで、顔がにやけてしまいました。
私自身現代版がなかなか書けないものだから、書かれている作品は憧れでもあります。
さてさて、甘くないチョコは一体誰に渡されるのか。

続きはこの先にありますですv