青年歳






十六夜さんから頂きました、若かりし頃の歳ですvv

十六夜さんの描かれるお品はどれも実写に近い形で、そしてその絵からにじみ出る雰囲気が本当に素敵で まるで目の前に実在しているような錯覚さえ覚えます。


個人的には十六夜さん宅の作品と一緒に書かれているちょっとしたSSも味があって大好きでして、 こんな素敵な絵と文章の両方の才能がおありで、羨ましいなぁと思います。
十六夜さんを初め、天から二物を与えられたお方が私の周りに沢山いらっしゃって、 私も少しは天の恩恵に授かりたかったなぁと遠い眼差しで天を仰ぐ事しばしばです(笑)


あぐらをかいて、左の肘をたて、右で酒をくいっとしながら笑っている鬼になる前の歳。
正面には同じく若い近藤さんやまだ幼い宗次郎もいるのでしょうか。



「そういや、勝っちゃん。例の女はどうしたよ」

「えっ、若先生にもそのような方がいらっしゃるのですか?」

「宗次。『若先生』だって、男だぞ」

「私はそういうのは女たらしの歳三さんだけだとずっと思っていました」

「何だと」

「痛い!痛いですってば。ほっぺたつねらないでください。え〜ん、若先生〜」

「まぁまぁ。歳。宗次郎を放してやれ」

「で、勝っちゃん。何ていったっけ。あの女。そうそうお絹だったけ」

「あぁ」

「その表情から察するに、按配は・・・・・・うまくいかなかったな(にやり)」

「俺は歳とは違うからな。浮いた台詞の一つも出てこない。どうも武骨でいかん」

「でもよ。この前、神社の奥でいい雰囲気だったじゃねぇか」

「なっ!出歯亀してたのか。お前」

「したかったけどな。あの日は丁度義兄にこってり絞られていてな。真面目に薬売りに行ったさ」

「お絹の奴は、肌の色が黒いことを気にしていてな。俺からすりゃぁ、そんなものちっとも気にはならないんだが」

「ふうん。それで?」

「『やはり、男の人は肌の白い女子がお好きでしょうか』と泣きそうな顔していうもんだから、『確かにそうだが、俺はお絹の顔にあるそばかすも肌が少々黒いことも ちっとも気にならん。むしろ愛嬌とさえ思える』と歳のように浮いた台詞をいったつもりだったんだが・・・・・・・。頬を叩かれてそれ以来会ってくれないんだ・・・・・・」

「・・・・・・あっちゃ〜」

「なぁ、歳どこか悪かったんだ?」



「どこの世界に女が気にしていることをあえて口に出す男がいるんだよ。そういうときはな、

『名は体を表すというぜ。俺には絹のような肌にしか見えないが、 これはお前に夢中になっているからだろうか。ありのままのお前に惚れているんだ。白粉塗ったお絹もいいが、いつか月明かりの中で素肌のお前も見てみたい。』

とか、いくらでも言えるじゃねぇか」




「・・・・・・ほう〜。成程。流石は歳だ。・・・・・・な?宗次郎」

「はい。若先生。流石は歳三さんです」

「でも、俺ならまだしも歳のように色が白い男に言われてもそれはそれで気にさわるかもな、宗次郎」

「はい。歳三さんは歯の浮くような台詞もお上手ですが、嫌味もお上手ですし」



「んだよ。お前ら。俺に何か恨みでもあるのか!こそこそと女のように内緒話するんじゃねぇ。しかも会話が丸聞こえなんだよ!」

「まぁまぁ、歳。しかし、お前も意外と気にしているよな。肌の白さ」

「ったりまえだ。ひ弱にみえるだろうが」

「肌の色を気にするなんて・・・・・・歳三さんもお絹さんみたい・・・・・」





「んだと、宗次郎!!」

「わぁ〜ん。ちょっと言ってみただけじゃないですかぁ〜若先生〜」





・・・・・・はう!

すっすみません。一人妄想の世界へ旅立ってしまいました(^^ゞ
しかも、最初は近藤さんをからかおうと思っていた歳が、いつの間にか形勢逆転という感じになってしまいました(笑)
皆様から作品を頂いて、このようにコメントを書くときにどうも一番妄想してしまいますvv

改めまして、十六夜さん、とっても粋な歳をどうも有難うございましたvv
眼福ものでした(^^)
また、素敵なお品が届かないかしら・・・・・・と棚からぼたもちが落ちてくるのを待っていますvv