残り香






瀬尾さんの素敵絵の下にその場面の文章を同時に載せてみました。
よく本の最初の方にある挿絵のような感じが致します。


改めて思うのが、何て私は幸せ者なんだろうということ。


「残り香」を書き始めたのは、今から数年前。

まだ下宿先にPCがなく、暇を見つけては大学のPC室で作成していました。

最初は、長編が書きたくなってきたなぁという軽い気持ち。
そのうち、やはり基本は「歳セイだよねvv」と思いつつも、どうせなら 他のキャラも出そうという展開になりました。


冷静そうにみえる総司があたふたとした時、喝を入れる立場は近藤さんや歳です。
しかし、今回歳は話の展開上、総司の傍にいない。
そんな時、同じ兄代わりとしてしかし、局長や副長とは異なる立場からの喝をいれる役がぱっつあんでした。


私自身、書き上げた当初は余裕をもってこの作品を見ることが出来ず、 「長編を書き終えたぞ」という達成感のみがありました。


しかし、瀬尾さんを初め色々な方から、この作品を好きだとおっしゃって頂いて、 しばらく時が経ってから、もう一度この作品を読み直して見ました。


すると、ぱっつあんがとても浮かび上がってくるんです。
歳セイを下地として書いたことには間違いないのですが、 そして、歳も歳なりに格好よい場面もあるのですが、 今まで自分が書いた事のないようなぱっつあんがそこにはいました。


ぱっつあんといえば、今まで、左之っちや平助と三人組で何かよからぬことを企んでいて、
悪さをしたところで、副長の歳に怒られるというコメディな感じの役のイメージがありましたが、
そうではなく、彼には彼らしい男(=漢)があるのだとふと気がつきました。


それから、今に至ります。
歳セイ大好きvvという気持ちに揺るぎはないのですが、
他キャラの見せ場といいますか、らしさを書いてみるのも楽しいなぁと思うようになりました。


そういう新たなきっかけを「残り香」を見直すことで感じられた事は、とても嬉しく幸せに思います。


で、そのきっかけを強く与えてくださったのが瀬尾さんだと。
瀬尾さんの描かれる絵は某同盟時代から好きで、その描かれる凛とした瞳が大好きなのです。
その瀬尾さんが、嬉しい事に自作文に四枚も描いて下さり、本当に出血大サービスものの嬉しさです。
メールで一気に四作送ってくださった時には、この嬉しさを上手く伝える言葉が見つからず、もがいたものです(笑)

時代劇風の作品。
「静」と「動」が見事に調和されているお品ですよね。
何度でもじーっと、それこそ穴の開くほど見てしまいます。
本当に嬉しくて、ただただ何を言っても言葉だけが空回りしてしまうような気がしますので、 あえて多くは語りません。
無言の嬉しさです。
瀬尾さん、この度は、本当にどうも有難うございましたvv
本当に嬉しかったですvv
嬉しさ一杯を込めた魂まるごと送りますので、どうか受け止めてやってください(笑)



※ここまでお読み下さり、どうも有難うございました<(_ _)>
このブラウザを閉じてお戻りくださいvv