質問:「はーい。副長に質問です!!総司からセイちゃんをとろうと思った瞬間って、どんな時でしたか?」
質問者:月さん
回答:
「・・・・・?」
「どうした、神谷」
「いえ、今回の質問内容の書かれた文は『副長室親展』と書かれた紙の下に『副長親展』と書かれた紙に二重に包まれているのです。だから、私見ないほうがいいかなぁと」
「どれ、貸してみろ」
「はい」
「・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「どうされました?副長(首を傾げる)」
「あっ、いや、なに、あっ、そうだ神谷。そろそろ墨がきれそうなんだ。文具屋へ行って買ってきてくれないか」
「あら、それなら予備が確かここに閉まっておいたはず・・・。はい、どうぞ。いつも御仕事お疲れ様です」
「・・・・・・。あっ、そうだ。そうそう。筆も使いこんだからか毛先が揃いにくくなってよ。悪いが買ってきてくれないか」
「いつも御仕事されていますから、自然とそうなるのでしょうね。でもご安心下さい。予備の筆も御用意しております」
「・・・・・・」
「ふふふ、副長の小姓ですからね。副長室にあるものは勿論のこと、副長がご入用だと思われるものは全て予備も備えてあります。何でも御言いつけ下さいね。・・・・・・ところで、質問内容はなんて書かれていたのですか?」
「半刻、時間をやる。賄い方の夕飯の手伝いでもしてきてやれ」
「何です。急に。私がいてはなにか不都合な質問内容なのですか?・・・あっ、分かりました。『今、つきあっている女人は何人ですか。誰にも言わないのでこっそり教えて下さい』とかいう質問だったのでしょう。大丈夫ですよ。私そういうの全然気にしませんから(にっこり)」
「・・・・・・気にしないといいつつもその血走った目が怖いぞお前。それに言っておくけど、そういう質問じゃねぇぞ。」
「なら、どういう質問内容なんです?私の前では答えづらい内容ですか」
「・・・・・・うるせぇ!これは『副長親展』なのだから、お前には預かり知らぬことだ。とっとと、賄い方手伝って来い!!(ぽいっとセイちゃんを廊下に放り出す)」
「っ、痛ぁい。鬼副長の乱暴者!!今日の夕飯、たくさんわさびのついたわさび漬けにしちゃいますからね〜(廊下からの抗議の声。そして立ち去る足音)」
「総司からあいつをとったなんて人聞きの悪い。あいつが俺に寄ってきたんだ。いい男だからな俺は。はん。俺がそんなこと簡単に口を割ると思うか。はっはっはっ。・・・・・・まっ、真実はどうでもいいじゃねぇか。お陰というのも変だが、真夜中に一人泣いているあいつの姿は見なくなったのは事実だがな。きれいな花が咲いてりゃ、摘んでみたくなる。そういうこった。花の傍にいながら、その魅力に気付かねぇ
奴がいた。まぁ俺は出来た人間だからそいつがその花にいつ気付くだろうかと横から見ていたが、とんとその気配はねぇ。そいつの為に花は咲いているのに、気付かねぇもんだから、花は少しずつしおれてゆく。枯れるにはあまりにも惜しい花だったから、俺が
摘んだ。そういうこった。・・・・・・あっ、分かっていると思うが、あいつが女子だとばらしたら、お前どうなるか分かっているだろうなぁ。花の魅力は俺一人知っていればいいんだ。腹切りたくなけりゃ、このことは口つぐんでな。」
「失礼しま〜す。副長。ご所望の特製わさび漬け、お持ちしましたv」
「うわぁ、いくらなんでもつけすぎだ。お前も涙目になりながらも本当に運んでくるな!」
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